【活動報告】伊勢市から視察!「生きづらさを抱える若者」への支援と偏見の壁を考える
以前、三重県での講演や、中日新聞への掲載を経て、遠く伊勢市(三重県)から、市役所の担当者様が視察にご来店くださいました。心より感謝申し上げます。
今回の視察では、私たちが目指す「生きづらさを抱える若者への支援」について、活発な意見交換をさせていただきました。お話を伺う中で、ワンぽてぃとが日頃から直面している共通の、そして根深い課題が改めて浮き彫りになりました。
社会の「受け皿」と「情報伝達のパイプ」の課題
ひきこもりを抱える方々が「外に出たい」「働きたい」と思った時、社会の「受け皿」はどこにあるのでしょうか。
そして、仮に受け皿を作ったとしても、その情報が当事者の方々にどのようにしたら届くのでしょうか。本来、当事者と支援の場を繋ぐ「パイプ」となるべき機関が、残念ながら十分に機能していないという現実が、多く見られます。
伊勢市の取り組みと、立ちはだかる「偏見の壁」
伊勢市では、働く受け皿となる企業さんの開拓を進めていらっしゃるようです。この前向きな取り組みに、心から敬意を表します。
しかし、やはり「ひきこもりの方」に対する偏見が強く、なかなかご理解いただけないという現状もお伺いしました。そこにはやはり、地域の課題に深く根ざしている民生委員の皆様の力も必要だと感じました。
「課題が明確になっている。そこまで進んでいるんだ」と嬉しくなりました。
ワンぽてぃとの提言。「磨けば輝く原石」の優しさを語り継ぐ
では、この「偏見」を取り払い、社会の意識を変えるにはどうしたら良いのでしょうか。
それは、当事者の方々と日々接している私たちが、彼ら・彼女らの持つ優しさ、真面目さ、純粋さ、直向きな姿を、社会に向けて積極的に語り継ぐことだと思います。
生きづらさを抱える方々は、まさに「磨けば輝く原石」です。
その原石を磨くのは社会です。社会とは、あなたや私、私たち一人ひとりです。この「他人事ではない」という自覚を心に持つことが、今こそ大切です。

気づいた人が一歩踏み出すことが、必ず社会を動かします。私たち自身の意識から、未来を変えていきましょう。
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