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記者さんと語り合った「生きづらさ」と、私たちが伝えたいメッセージ | ワンぽてぃと

2025年9月11日

記者さんと語り合った「生きづらさ」と、私たちが伝えたいメッセージ | ワンぽてぃと

記者さんと語り合った「生きづらさ」と、私たちが伝えたいメッセージ

先日、雑誌『ビッグイシュー日本版』の創刊22周年記念号にと、一本の取材依頼をいただきました。「記念号にどうしても間に合わせたいんです」と熱い想いを語ってくださり、その情熱に心打たれ、お盆中でしたがお受けすることにしました。

この出会いが、私の伝えたい想いを再確認させてくれる、かけがえのない時間となりました。

雑誌取材の様子。テーブルを挟んで二人の女性が対話し、足元には看板犬がくつろいでいる。

苦しみを抱える子をもつ親の想い

取材を担当してくださった記者さんは、中学生のお子様がいらっしゃるお母様でした。そして、そのお子様もまた「生きづらさ」を抱えていらっしゃると、ご自身の体験を真摯に話してくださいました。

食べる事が辛い、生死をさまようほどの苦しみ…。生きるために食べる、その当たり前の行為が、どれほど苦痛に満ちた時間になるのか。それは私たちの想像をはるかに超えるものなのだと、胸が締め付けられる思いでした。

子を持つ親として、我が子の幸せを願う気持ち、そして社会との間で葛藤するやるせない気持ち。立場は違えど、その根底にある想いは同じでした。私たちはいつしか、取材という枠を超えて、涙ながらに互いの気持ちを共有していました。

取材中の真剣な対話の様子。白い服の女性と黒い服の女性が、身振り手振りを交えて話している。

一番伝えたかったこと。「食べること」と「働くこと」は別です

もし、今この文章を読んでくださっている方の中に、「食べられないから、働けない」とご自身を責めている方がいたら、私は声を大にしてお伝えしたいです。

食べることと、働くことは、全く別の問題です。

体調が優れず、食事が喉を通らない日もあるでしょう。心が疲弊し、食べ物を受け付けない時もあるかもしれません。それは、あなたの「働きたい」という気持ちや、あなたの価値とは何の関係もありません。決して、ご自身を責めないでください。

どうか、自分を責めないで。「そのままでいい」と労ってあげてほしい

苦しい時、辛い時、私たちはつい自分に原因を求めがちです。でも、そんな時こそ、自分自身の一番の味方になってあげてほしいのです。

「そんなところも全部全部、それでいいんだよ」と、今のあなたを丸ごと受け止めて、優しく労ってあげてください。あなたがこれまで必死に生きてきたこと、それ自体が何よりも尊いのですから。

テーブルの下でくつろぐ犬。取材中の二人の女性の足元で穏やかに眠っている。

この出会いが、社会を変える一歩になると信じて

「受け止める社会をつくりたい」「ここに、あなたの居場所があるよ」と発信し続けたい私と、その想いを的確にキャッチし、社会に広める術を持つ記者さんとの出会い。

こうやって少しずつ、一人ひとりの気づきが繋がり、やがて社会全体の意識を変える大きな力になると、私は確信しています。今回の取材は、その希望の光を見せてくれる、本当に貴重な機会でした。

この場をお借りして、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


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