先月、第4回「ワン’s ペアレンツ」を開催しました。この会は、生きづらさを抱える若者のお母様方が集まり、肩の力を抜いてお話をする場です。

今回は、生きづらさを抱えた息子さんを持つお母様方にご参加いただき、私自身も親としてお話を伺いました。娘3人を持つ私にとって、息子さんの親御さんのお話は、また違う視点を与えてくれる貴重な時間となりました。親の育児の悩みは尽きないものですが、特に性の違いによる子育ての苦労や、抱える思いの差を改めて感じることができました。

ワンぽてぃとで、手作りの料理を囲んで。

📝 親だからこそ感じられる、小さな喜びの価値

この日、お話を伺う中で、見えない所での母親の深い愛に感服しました。それは、お子さんがほんの少しだけ部屋から顔を出したこと、以前より口数が減った我が子が「ありがとう」と一言だけ言ってくれたこと、そうした小さな行動を、決して見逃さない深い愛情でした。

我が子に少しでも前向きな変化があると、心が軽やかになります。それは、ほんの小さな一歩であっても、何倍もの大きな喜びに変わるからです。こんなにも小さな事に心から感謝し、幸せを感じられるのは、生きづらさを抱えたお子さんを持つ親だからこそかもしれません。

この日得た「小さなことへの喜び、感謝の気持ち」は、お子さんに向けられるだけでなく、普段の生活の中にも自然に波及していくのだと感じました。日常のささやかな出来事にも感謝できるようになる。この会は、親御さんたちがご自身を振り返り、「学ばせてもらっている」と感謝の気持ちを再確認できる、そんな温かい場なのだと改めて感じています。

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