こんにちは、愛知県春日井市のカフェレストランワンぽてぃと」です。

「働きたいけれど、体調に波があって続けられるか不安…」
そんな悩みを抱えて、一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。

今回は、めまいや頭痛といった体調不良と向き合いながら、新たなステージへと巣立っていったBさんの物語をご紹介します。

原因不明の体調不良と「働きたい」想い

Bさんと出会ったのは昨年の夏のことでした。
Instagramワンぽてぃとの取り組みを知り、「アルバイトを希望します」と勇気を出してメールをくださったのが始まりです。

元々はとても活発でおてんばなお嬢さんだったというBさん。
実際にお会いしてみると、性格は明るく、優しさにあふれ、仕事もテキパキとこなす素敵な方でした。

しかし、世間話をする中で、彼女が抱える苦しさを知ることになります。

ある時から続くめまいや頭痛。病院で検査を重ねても原因は分からず、体調の良い日と悪い日の波が激しい。
「働きたいのに、体がついてこない」
その葛藤は、私たちが想像するよりもずっと辛いものだったと思います。

障がい者手帳がなくても、自分のペースで「実験」できる

一般的な就労支援事業所は、障がい者手帳が必要です。また、お客様の表情を見ながらできる業務はなかなかさせてもらえません。

ですが、ワンぽてぃとは違います。
障がい者手帳がなくても、本人のやる気次第でいつでも受け入れています。また、本人の希望があれば、ホールに出ることもできます。

その「気軽さ」が、Bさんには合っていたようです。
登録後、すぐに通い始めてくれました。

「だいぶ体力がついてきました」と笑顔を見せる日もあれば、「今日は頭痛が…」と辛そうな日もありました。
それでも彼女は、ワンぽてぃとという場所を使って、「どこまでなら無理なく働けるか?」を自分で観察し、実験しているようでした。

私たちはただ見守り、隣で一緒に仕事をする。それしかできませんでしたが、自ら計画を立てて自分と向き合うBさんの姿に、心の中で精一杯のエールを送っていました。

空白の期間と「待つ」という支援

そんなある日、Bさんの足がパタッと途絶えました。
体調を崩されたのかな、もう来なくなってしまうのかな…。心配する気持ちはありましたが、ここにはルールがあります。

「元気でも元気じゃなくても待っています。
『辞める』と言わない限り、私たちは待ち続けます」

私たちからは、ご自宅にいるとまり木さんの様子は見えません。
こちらからの声かけが嬉しさになるのか、プレッシャーになるのかも分かりません。
だからこそ、信じて「待つ」のです。

季節が変わり、ふと「お元気ですか?」と連絡を入れてみました。
すると、想像もしなかった嬉しいお返事が届いたのです。

🕊️ Bさんからのメッセージ

「実は、アルバイトに行き始めました。
まだ続けられるか不安なので、籍は残したいです」

なんと、次のステップへ進まれていたのです!

スタッフ一同、「ヤッター!」と歓喜。
涙腺の弱い私は、もちろん感涙です(笑)。

失敗を失敗にしない「居場所」として

ワンぽてぃとでは、「次の仕事が決まっても、すぐに辞めなくていいよ」とお伝えしています。
新しい環境が合わなかったらどうしよう…という不安を取り除くためです。
ここはいわば、いつでも戻ってこられるとまり木なのです。

「ここを利用してください。利用して自信がつけば、自然と次に行きたくなるはず」
私たちが思い描いていたその姿を、Bさんは見事に体現してくれました。

「私たちがやっていることは間違っていないんだ」
そう証明してくれたBさん。
そして、今も動けずにいるたくさんの若者に、「私にもできるかもしれない」という勇気を与えてくれたBさん。

本当に、ありがとうございました。
ワンぽてぃとはこれからも、Bさんのような方が羽を休め、また飛び立っていくための「とまり木」であり続けます。